Googleは毎年開発者向けカンファレンス「Google I/O」を開催しています。
Googleの検索プラットフォームゆえ、SEO業界ではそのアップデート影響から「神」とまで言われ、WEB関係者のみならず1日足りとも使わない日はない超巨大企業。
まさに、今後の動向を知れる数少ない機会ですね。
2017年 Google I/Oからのメッセージ
さてグーグルのスンダル・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は大きな変わり目にあることを宣言しました。かなーり長丁場ですがGoogle I/O 要約としては、下記あたりの認識ができれば問題なさそう。
Googleって…すごいんだよね!(自慢)
・毎月5億人以上のユーザーがGoogleフォトを使用し、1日に12億本以上の写真と動画をバックアップしてるよー
・Android搭載のアクティブ利用端末数が20億を突破してるよー
まーこの辺りは一応言っておきたいてきな。でもすごいですね。
モバイルファーストから【AIファースト】の時代
スマートフォンの登場による大きな変革によって、一時期モバイルファーストが声高らかに宣言され、WEBサイトのPCファーストの世界から、モバイル(スマートフォン)対応の必要に迫られたのは記憶に新しいところ。
現在では、PC主体の時代から、実際にスマートフォンでのWEB閲覧が軸となり、モバイル主体の時代が到来しました。その大きな変革モバイルファーストから、AIファーストの時代が来ると宣言したわけです。
こちらは昨年2016年のメッセージにもブレがない内容となっています。
https://blog.google/topics/inside-google/this-years-founders-letter/
全体の概要
Googleはプロダクトに人工知能を搭載し、今後も全てに搭載する発表。Google Photo・Gmailなど既存プロダクトから、新しいプロダクトで言えば、GoogleHome・Google Lensまで幅広い。ではGoogle はAIを自身のプロダクトを強化するために利用するのかでいうとNoとのこと。
Google.aiで下記のような解説があります。
「私たちの使命は、世界の情報を整理して普遍的なアクセスと有用性を高めること。AIは、ユーザー、顧客、そして世界の問題を解決する、信じられないほど新しい方法でこれを実現しています。〜中略〜 そして、誰もがそれにアクセスできるときに最大の影響が来ると思います。」
Google.aiは、AIコミュニティーのために研究結果・ツールを公開していくとのことで、自社にとどめるではなく、機械学習・ディープラーニングの技術を、社外に公開することで、「AIファースト」の環境を整えるといっているよう。すっげええええ。
新しいGoogleプロダクトは何ができるのか?
Google Lens
Google Lensは、機械学習・AI技術(Google Assistant)を、カメラレンズに応用することで、スマホのカメラから、様々な活用を目指しています。
・スマホのカメラを、飲食店に向けるとその店のレビュー・メニューが見れる
・カメラを向けると、英語→日本語で、自動翻訳(旅行に重宝しますね)
・絵画にカメラを向ければ、その絵画情報が表示される(ガイドブック不要)
Google Lensの公開はもう少し後になりそうとのこと。こちらは特に利用頻度が多そうです。
Google Home
細かな機能としては、こちら。
https://madeby.google.com/home/features/#?filters=answers,entertainment,manage,plan,home,fun
現在のGoogle検索を利用するという時代から、対話型で知りたい情報を会話形式で答えて来る時代が来るようですね。
通勤時間の少し前に雨が降るので傘を持って言った方がいい。などユーザーが聞かなくても回答してくれるような機能も実装するとのこと。
久々の投稿で疲れた笑 けど、AIを活用することで、自分たちの生活がよりよくなるのは間違いなさそう。でも全てをやってくれるというのも廃人量産しそうです。